かなでだよ

好きなことをゆるゆるやります

読書マラソンのススメ(のつもりだったんだ…)

こんにちは。

今日は趣味の一つとなった読書について。自分の読書歴を綴ってみようと思います。最後の方で大学で出会った読書マラソンという取り組みについて紹介するよ。

読書マラソンについてだけ読みたいぞという人は、前半ドーンと飛ばしちゃってください!ではどうぞ!

 

読書が趣味になるまで(※長いよ)

皆さん読書は好きですか?私は生まれてこの方本の虫というわけではなく、たくさん本に触れるようになったのは大学に入ってからです。小学校では図書館の常連のような人たちがいつもクラスメートに2,3人いて、読書という行動自体は身近だったけど、自分は読んでいる"風"なだけ。本を開いて文字をなぞるだけで、内容が頭に入っていないのです。自分は本当の意味で読書をしてこなかったんだと、中学に入り気付きました。それでも『ズッコケ三人組シリーズ』や『若おかみは小学生シリーズ』(そんな名前だった気がする)だけはほんのりストーリーを覚えているから、この二つは小学生の自分にもすんなり入ってくる内容だったんだろうなぁ。『パスワードシリーズ』は読んでいた事実しか覚えていないけれど、これは謎解きとかホームズといった知識がなかったから理解が追い付いていなかったんだと思う。ほかにも読んでいたシリーズがあるはずなんだけど、題すら思い出せないや。これは本当に読んでいた"風"のやつだね。今読んだらどんな感じ方をするのか、久しぶりに読んでみたい気持ちもわいてきたぞ。

www.poplar.co.jp

aoitori.kodansha.co.jp

中学ではライトノベルという文化を知った。クラスで仲良くなった子から、『とある魔術の禁書目録』と『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』を借り続け、ひたすら読み進めた。この時もまだ文字の上を目が滑る感覚はあったけど、ライトノベルの特性上読み飛ばしても大体の流れはつかめるしキャラごとに口調がはっきりしているから大して困らずラノベ談義ができてたかな。でもこのときはまだ本は借りるもので、所有するものという認識が薄かったのです。借りっぱなしも悪いから、彼らの誕生日には借りていたラノベの未所有巻をプレゼントしたよ。たくさん貸してくれてありがとうね。ラノベ以外には『ぼくらシリーズ』を読んでいた気がします。『ぼくらの七日間戦争』の解放区には憧れるね。図書館にあるものを読みつくしてからは、やっと所有することを覚えて、本屋に通って揃えた。今でも本棚の奥で眠ってるのさ。

f:id:Realisfreese:20220323191023p:plain

本棚の左上、前列の漫画をどけると見える景色

dengekibunko.jp

danmachi.com

tsubasabunko.jp

ここまでは子供にも受け入れられやすいであろうジャンルばかり読んでいたけど、実は中学の2年生の時だったかな、クラスの優秀な子から突然ある本を勧められたんだ。あれ、私が何読んでるのって聞いたんだったかな?忘れちゃったけど。とにかくある重めの本と出会ったのです。その本が『ソロモンの偽証』。映画化もされているのでご存じの方のいるのではないでしょうか。個人的には全6冊の内容を前後編の2本に圧縮しているから原作とは違う作品だと思ってしまったけれど。原作っていいなと強く思うようになったのはこれからかもしれない。話がそれたけれど、この重たい本はなぜか読破できたんだ。紹介してくれた人のことを尊敬していたから、同じ景色を知りたいと思ったことと、登場人物の学年が近かったことが大きいかな。作者は大人のはずなのに、どうしてこんなに自分たちの世界の見え方がわかるんだろうって驚いた。

www.shinchosha.co.jp

この後もちょこちょこ本は読んでいた気もするけれど、何を読んでいたかは覚えていない。まだ読んでいる"風"のほうが多かったんだろうな。

中学の3年生に上がって、担任の先生が学級文庫を作ってくれた。先生が読んだ本が追加されていく方式。私は朝読書の時間にここから選んで読み進めた。ここで出会った本が、私が本を、小説をたくさん読みたいと思うきっかけになったんだ。原田マハさんの『本日は、お日柄も良く』。内容は同じでも表現を変えるだけで、心への響きが全く変わる。美しい日本語ってこういうものなんだと知った。自分ももっと豊かな表現ができるようになりたい。加えて境遇の違う人生を体験できること、考え方を知れることが楽しい。そう思うようになって、たくさん本を読みたいという欲求が芽生えたのです。

www.tokuma.jp

 

本を読みたい!!

高校に入学するとスマホを持つ時間が増え、部活も週6になったことからなかなか読書の時間が取れなかった。電車移動も10分程度だったし、それすら途中から自転車通学を始めてしまったためにまとまった時間は取れず、本当にゆっくり読み進めていたよな。それでも中学校の学級文庫で出会った『君の膵臓を食べたい』の作者、住野よるさんの作品はお気に入りで全部読んだし、『か「」く「」し「」ご「」と「』以降は新刊が出るとすぐ買って読むようになった。初めての推し作家かな?笑

www.shinchosha.co.jp

他にも友達に片っ端からおすすめの本を聞いて積読リストを作っていった。すぐは読めないけどいつか読むから!みんなも教えてほしいな!今200冊くらい積んでるけど…。

 

大学入学、時間ならあるぞ。

完全オンライン授業で大学に行くこともなく、ひたすらに時間があった。さて時間はたくさんあるがどうしようか。ここまでの流れ的にすんなり本をたくさん読むぞ!となったかというとそうでもないのです…。前学期は授業・課題・サークルで、空き時間はTwitterのタイムラインに張り付いてどうにか情報を得つつ交流をしようと頑張ってたわけでして。読書はごくたまにの気分転換の一つと、毎日寝る前30分前後だけ。ん-寝る前30分読書は受験期にもちょこちょこやっていたことだった気もする。(正直忘れた)後学期になってようやっと対面授業やら交流やらで大学に足を運べるようになってから、そういやたくさん本読もうと思っていたんだと思い出して生協購買部書籍コーナーへ。そこで出会ったのが読書マラソンなのです!(なんて長い前置きだったんだ!)参加しなくても本は読むつもりだったし、きっかけとして、タイミングとして、やらない手はない!という感じでした。

 

読書マラソンってなんぞ?

やっとタイトル回収が始まります。ここまで読んでくれた人はありがとう、読み飛ばしてくれた人もいらっしゃい。本編、始めます。

読書マラソンは、「大学4年間で本を100冊読もう!」を合言葉とする、大学生協が進めている取り組みです。

100冊なんて無理!と思っている人もいるかな?実は電通大では10冊ごとにチェックポイントがあります。読書マラソンにエントリーすると、スタンプカードが渡されます。コミックス・雑誌を除く小説や学術書、一般書、絵本を読んだら、書籍の情報とオススメコメントをコメントカードに5,6行書きます。コメントカードを生協カウンターに提出すると、1冊につき1つスタンプがもらえます。このスタンプが10個たまるごとに、なんと生協購買部と食堂で使える【生協利用券 500円分】がもらえちゃうのです!!やったね!これで単行本にも手が出しやすくなるよ!

詳細は↓↓

www.univcoop.jp

実際にページに飛んでみて、下までスクロールしてくださった方はお気づきではないでしょうか。なにやら見覚えのある名前が見えますねぇ…。これ当人は常体でアンケートに回答したことを悔やんでいるそうです。レポートや授業評価は常体で提出するので、その流れで書いてしまったんだとか。もっと元気いっぱいな感じで回答すればよかったと思っているので、早めに二週目を終えて更新したいところです。笑 最近は他のやりたいことに時間をかけている都合であまり読書時間をとれていないからかなりペースは落ちたけど、急いで取り組むべきものでもないので気長にマイペースに進めていきますよい!

 

どんな本を読むの?

読書マラソン自体は小説・新書・学術書・絵本(これは知らなかった…)なんでも参加できます!私の場合は9割以上が小説。私の読書欲の源は美しい表現と人生の疑似体験なもので。せっかくなので読書マラソンに参加してからの読書履歴を記録しています。2022/3/24現在では134冊。ちなみに大学生協書籍コーナーには私の読んだ本が置かれているコーナーがあるのです!本当は参加者のおすすめの本コーナーなんだけど、どうも参加者が少ないようで一時期半数近くの書籍が私の拙いコメントをまとってしまっていた…。これは興味があっても見ないでほしいかもしれない。 コメントは読まないで!本だけ確認して!頼むから!

 

どこで本を入手しようかな

読む本は、生協の書籍コーナーで購入するのがお勧め。生協組合員ならなんと10%offで購入できちゃうのです!ありがたや~。そして実は、店頭注文/オンライン注文をして取り寄せて、カウンターで受け取る場合にもこれが適応されるの!なんて便利なんだ。書籍コーナー付近のカウンターに案内パンフレットがあったはずだから、要チェックだよ!でも全部購入するのは場所もとるしお金もかかる。手元に置いておきたい!すぐ読みたい!と思った本以外は大学図書館で探してみよう。図書館の3階にも小説は置いてあるよ。後輩は2階奥のブルーバックスコーナーがお気に入りと言ってたかな。図書館には有名どころはもちろん、『物語シリーズ』や『涼宮ハルヒシリーズ』も置いてあるよ。利用者が少ないのか、蔵書は普通の図書館に比べてかなり綺麗。事前に蔵書検索してから赴いてみるのも良いのでは?他にも駅から西に進むと調布市中央図書館があって、調布の大学に通う学生なら利用登録できるんだ。私はまだほとんど未探索だけど、ラノベの蔵書もある印象。こちらの利用も是非!

 

お気に入りの作家さん/書籍

最後に、大学に入ってから読んだ本の中で、お気に入りの作家さんや書籍をいくつか紹介しようかな。ほとんどが誰かにおすすめしてもらった本です。たくさん教えてくれてありがとうね、まだまだ募集してるよ!感想・評価はあくまでかなでの主観だから、解釈が間違っていたり読み取りが浅かったりしても、怒らないでね。あと、私は有名な本が"有名であること"を知らない場合が多いです。そんなことみんな知ってるよ!とか、そんなことも知らないの?という風に思われることを書いてしまうかもしれないけれど、生暖かい目でもいいので流してもらえればと思います。

いつかの長期休暇の前に、本好きのクラスメートに生協の書籍コーナーでたくさんおすすめを聞いて、その場で10冊近く購入したことがある。その中でドはまりして全巻買いそろえてしまったのが『十二国記』。世界の作りこみ、物語から考えさせられること、情景や心情の表現。どれを取ってもすごい。少しでも興味があればぜひ手に取ってみて欲しい。

www.shinchosha.co.jp

 

本をたくさん読むようになって、家にある本も読んでみることにした。母親は伊坂幸太郎さんや坂木司さんが好きらしい。『殺し屋シリーズ』は確かに面白かった。坂木司さんの本は、言葉遣いが優しくて一人称の語りでクスッと笑えるものが多くてほっこりする。中でも『ホリデーシリーズ』がお気に入り。

promo.kadokawa.co.jp

books.bunshun.jp

当然ながら小説は文字だけで情景を表現するものだけど、ここまで表現できるのかと驚いたのは『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)。ホールでのピアノの演奏を聞いたことはないけれど、読んだだけで実際に会場におり、演奏を聴いている気になってしまった。これほど豊かに伝えられるものなんだと感動したんだ。

www.gentosha.co.jp

読書オタク(と自称していた気がする!笑)の先輩におすすめの本を聞いたら有川浩さんの本を丸ごとおすすめされたから、以前から名前だけ知っていた『植物図鑑』と『図書館戦争』をチョイスして読んだんだ。胸が熱くなる、とてもいい話だった!『図書館戦争』は表現の自由が認められない世界で、読んでて辛くなる場面も多かったけれど、その分主人公がまっすぐでパワフルでスカッとする場面も多くて貪るように読み進めたな。他の作品も少しずつ読んでますよ、教えてくださりありがとうございます!

promo.kadokawa.co.jp

ライトノベルは1作品だけ中学生のころから継続して読んでいるものがあります。『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(大森藤ノ)。主人公が語り過ぎず惚気過ぎない点、読みやすいです。何よりもストーリーが、主人公と仲間の想いが熱い。憧憬一途で、英雄願望が身に刻まれてしまうほどまっすぐで素直な強い想いの持ち主である主人公ベルくん。それは愛されるよね!巻数を重ねるごとに、これ以上面白くならないだろ!を超えてくる展開。続編が待ち遠しいです。中でも特にお気に入りの巻は,2,3,10,11,14,16,17。ネタバレはしません。読んでくれ。

ga.sbcr.jp

 

まだまだ紹介したい本はあるんだけど、また別の機会にしようかな。さすがに長すぎる。読書マラソンのススメのはずなのにほとんどが読書マラソン関係なくなっちゃったや。笑 思うままに書きたいこと書いていたら分量が大変なことに…。小分けにすべきだったかな。

好きな時に好きなだけその世界に飛び込める、読書が大好きです。大学生の方はぜひ読書マラソンに参加してみてください。そしてぜひおすすめの本を教えてください!

ここまで読んでくれてありがとうございます、それではまた!